【さがみはら探訪】No.6
相模原の橋を渡ってみた 三井大橋
IT・制作特課のKHです。 相模原にある橋をいくつか巡って渡ってみます。
相模川の上流、津久井湖の三井と太井を結ぶ橋、三井大橋(みいおおはし)。(相模原辞典より)
「みつい」ではなく「みい」です。 私は「みついおおはし」だと思っていたことを告白します。
三井大橋は、1964(昭和39)年に完成した津久井湖にかかる全長212メートル、幅5.5メートル、片側一車線の道路橋です。「かながわの橋100選」に選定されています。 津久井湖建設前に、塩民集落と対岸荒川集落を結ぶ全長135m、幅3.7mの木製の吊り橋であった塩民橋(しおたみばし)を津久井湖建設に伴い代替として架橋されたそうです。 形式構造は「一径間鋼ランガー桁」と「二径間鋼箱桁」という二種類の構造でできています。 三井大橋の特徴でもある大きなアーチの朱色が映えます。これはまさに「朱い橋」です。鋼鉄製のその姿は力強いいですが、朱色が和やかな雰囲気を醸し出しています。 朱色はだいぶ色褪せていて派手さはなかったです。とはいえ、周りの木々が春には緑に秋には赤く変化する湖上の彩りにあわせ、キレイな景観を作り出します。
では、早速渡ってみよう!と言いたいところですが、三井大橋、歩道がありません。路側帯はありますが、ほぼ車道で歩いて渡るのは危ないです。
そんな背景もあってか、歩行者、自転車の安全と利便性を高めるために「三井そよかぜ橋」が三井大橋すぐ横に建設されました。2012年5月に開通した歩道橋です。
全長231メートル、幅3メートル。こちらは吊り橋です。むかし架かっていた「塩民橋」に敬意を払って吊り橋になったのでしょうか。アーチ橋の三井大橋と趣が違います。 歩行者専用なので車を気にせず橋からの景色を楽しむことができます。こちらの橋を渡ります。
吊り橋ですが大きく揺れることもなく、湖上からまさに「そよかぜ」が流れてきそうなゆったりとした橋です。
津久井湖上にはボートに乗って釣りをしている人が何人かいました。三井大橋の下湖岸も釣り場所として人気があるようです。
紅葉の時期になれば美しく豊かな景色を見ながら橋を渡ることができるでしょう。
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