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『相模原 in the 80's』 第6話

更新日:2020年2月28日

「鳥だ!飛行機だ!いや…」 文章:S.I


ある体験をして以来、

「大山」がくっきり見える日は、

その景色の中に探さずにはいられないものがあります。

今回はその「体験談」を記します。

同じような体験をされた方がいらっしゃるかもしれません。

(Opening theme:Mark Snow「The X Files」)


80年後半、「学期末試験最終日」の事です。

帰宅途中の道で多くの学生が一方向を見てざわめいていました。

その方角を見ると、冬の陽に綺麗に映える「大山」。

そして山の中腹辺りに浮遊する「銀色の物体」。


山がくっきり見えることで漠然と距離感が掴め、

かなり私たちに近い所に存在していると分かりました。

乱反射しつつも光と影のコントラストが

金属の質感をよりリアルに感じさせる一方、

浮遊する様は幻想的で非現実的、

なんとも不思議な感じでした。


物体が端からスッと消えた次の瞬間、

離れた位置に再び現れる(テレポーテーション?)

SF映画さながらの動きを見て鳥肌が立ちました。

“相模原にUFO出現!”あの感動は今でも色褪せません。

ただ「スマホ」が無い時代だったことが悔やまれます。


蛇足になりますが、その後友人たちと食べた

物体と同じ形の「特選にくまん」は

今でも私のNo.1です。

(Ending theme:Buddy Morrow「Twilight Zone」)


(つづく)

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