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【ハッ!見聞録】No.6

“新しい日本の玄関口”はSDGsだった

 3月14日に駅名問題で話題となった『高輪ゲートウェイ駅』が開業しました。『ゲートウェイ』という言葉を使用したのは、JR東日本が開発している13万㎡の再開発エリア『グローバルゲートウェイ品川』の街づくりの“玄関口”となる意味があるからです。

駅名は明朝体なのはJRでは珍しいです。『新・原宿駅舎』にも採用されてます。
明朝体の駅名。『新・原宿駅舎』にも採用されてます。

 さすがに今回は現在のパンデミックの状況では訪れる人も少ないであろうと思いましたが、実際は5万4千人ほどが訪れました。

 駅で切符を買うための列は、最長表示では『210分待ち』となるなど、極寒の霙、雪の天候でも華々しくデビューを果たしたようです。


 しかし話題となっていた無人のコンビニや某外資系有名コーヒー店などは23日から開業するようで、実際はプレオープン的な感じでした。


 諸外国に対する『日本らしさ』を意識したコンセプトとなっているこの駅は、構内に木材を多く使用していたり、駅名表示での採用は珍しい明朝体にしたり、案内ロボットなどを配置するなどしています。


 しかし私的に一番目を引いたのは、駅構内の一角で『SDGsに対するJR東日本の取り組み』をアピールしていたことです。

 この駅は、さまざまな環境保全技術を導入した『エコステ(再生可能エネルギーや省エネ機器を活用した駅でCO2が40%削減できる』として建てられたものです。「省エネ」・「創エネ」・「エコ実感」・「環境調和」を4本柱として掲げており、LED照明、熱反射率と光透過性を考慮した屋根、国産木材を多用し、温暖化防止を目的としている二酸化炭素固定認証制度「みなとモデル」を所得するなど、かなり環境に配慮した駅となってます。

鉄道テラスビジョン
山手線SDGs編成車両の座席

 つまりこの駅自体がSDGsということです。


 ここは元々田町電車区があった場所なので、リニア中央新幹線の始発駅である品川と隣接し、開業予定のJRの羽田空港連絡線の最寄り駅にもなるので、高輪ゲートウェイ駅は今後、海外からの『本当の玄関口』となっていきます。


 国連では評価の芳しくない日本ですが、SDGs達成に向けて様々な企業があらゆる事をやっていることが他国の人々にも伝わればと思いました。

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