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切符のリサイクル3-こんなところにもSDGs-

IT・制作特課のCNです。

前回の硬券に続いて軟券です。その中でも券売機の軟券です。時代がより現代に近づいてきました。

これは券売機の中に地紋入りのロール紙がセットされていてお金を入れてボタンを押すと機械が瞬時に何円区間か、乗換有か、などなどを読み取り印字はコピーのような感じになっています。

印刷ではないので洞爺駅のように長期間空気にふれていると印字が消えてなくなってしまいます。気づいた時には。゚(゚´Д`゚)゚。となってしまいます。


軟券は時代と共にリサイクルの方法、使い道に違いが出てきます。洞爺駅は裏面が真白でほぼ紙100%に近いので硬券と同様に再生紙等に使われています。


さくらんぼの方は裏面が黒色や茶色になっていて、鉄粉などを混ぜた磁性体が薄く塗られています。この部分に切符を買った駅や値段などが磁気で書き込まれ、自動改札機はその情報を読み取って、運賃が正しく支払われているかどうかを判断するわけです。昔の改札係りは受け取った切符を瞬時にこれを目で見ていたわけですから名人芸だったんでしょう。

硬券に比べて、より電子技術の感じが強くなってきました。


さて、磁性体の切符はどのようにリサイクルされるのかというと1990年代半ばに、紙と磁性体を分離せずにそのまま粉砕して紙製品に再生する技術ができて、いまは多くの鉄道会社がリサイクルに取り組んでいるそうです。

では、どこで使われるのかというとほとんどがトイレットペーパー、ただし鉄分が含まれているので黒くなったり穴が開かないようにメインはほかの古紙で、5%ほどだけ切符を混ぜるそうです。


使用中に穴が開いたら大変だ!


トイレットペーパー1巻に切符50枚ほどの割合だそうです。大型ショッピングセンターや映画館などでも使っているそうです。家庭用品では、ペットの排泄場所に敷く「猫砂」、駅のホームにあるベンチや、ポスターを貼るボードなど。


ベンチは切符や定期券を5ミリ以下(前述したまさに粉砕)に切断し、ポリエチレンなどの樹脂と混ぜて加熱し、さらに圧力をかけて厚さ3~12ミリの板にしてそれを再加熱してベンチの形に成型。おしりが乗る座面1枚に約1500枚の切符を使うそうです。

ベンチの背もたれの裏側をよく見ると、駅名などが印刷された切符の破片が見えることがあるらしい。探してみたら面白いかも。


面白いけどベンチの裏のぞいて駅員や乗客に不審者扱いされても知りませんよ。


えっ? まだ続くのか?

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